北辰テストの「国語」は得点が安定しやすく、平均点も高めになります
時間配分が安定した得点の鍵になるのが特徴
コーチ
国語のテストは文章を読むスピードが必要ってこと?
そうだね!ただ事前にどんな問題があるのか傾向を知っておくと時間配分がし易いよね
賢い犬
北辰テストの国語は大問の傾向が安定しています
こういった国語の傾向はテストを重ねるごとにわかってきますが、早めに知っておくことで効率的な対策ができます
そこで
この記事では北辰テスト「国語」の傾向をざっくり紹介していきます
賢い犬
この記事は、北辰テストを毎年解いている運営者が個人の見解で記事を書いております。
このページのもくじ
北辰テスト「国語」の
概要
- 物語的文章
- 漢字・国文法
- 説明的文章
- 古文
- 作文
この5つが北辰テストの国語に含まれています
第1回目のテストから第8回目のテストまでずっとテスト範囲は変わりません
ただし、当然ですが文章は毎回違います
北辰テスト「国語」の
配点傾向
大問 | 点数 |
---|---|
大問1|物語的文章 | 26点 |
大問2|漢字・国文法 | 24点 |
大問3|説明的文章 | 26点 |
大問4|古文 | 12点 |
大問5|作文 | 12点 |
配点は大問ごとにこのようになっています
1~8回すべて点数配分は同じです
1,2年の北辰テストではほんの少し点数配分が変わることもありますが
中3生の配点は今のところずっとこれです
文章読解の配点
大問1と大問3は文章の読解になります
この2つだけで52点分もあります
漢字の配点
漢字は毎回5問✕2点=10点分でます
読みを答える問題が3つ
書きを答える問題が2つ
古文
古文は4問✕3点=12点です
作文
作文の配点は五教科のすべての問題の中で最も高い12点
北辰テスト「国語」の
平均点の傾向
国語の平均点は五科目の中でもっとも高いです
57.5点
2番目に高い社会の平均点よりも7点以上高くなっています
2023年の第1回から第8回の国語の平均点のグラフになります
2023年の第4回の国語の平均点は48点ととても低くなっています
これは2021~2023年では2番目に低い値です(2021-1回目46.9点)
コーチ
夏休み明けの第4回目でこの平均点って相当難しかったんだね、、、、
40点台・50点台・60点台
2021~2023年で国語の平均点は
- 40点台が3回
- 50点台が10回
- 60点台が11回
60点台が最多になります
他の科目で平均点が60点になるものは2021~2023年ではひとつもありません
北辰テストの国語は平均点が高い傾向がわかります
北辰テスト「国語」の
大問分野別傾向
大問1の傾向
- 点数配分は26点
- 物語的文章
- 心情を答える問題が多い
- ストーリーの流れはマイナスからプラス
配点は26点
ここでは物語的文章が出題されます
物語文とは小説のような文章のことです
記述式の問題が2問あり、1問6~7点になります
それ以外は選択問題か抜き出し問題になり、最後の選択問題は5点と配点は大きいです
「心情」を答える問題が多く
文章の流れは「マイナスな出来事」→「きっかけ」→「プラスに向かう」が基本的な流れになります
文章の最初に登場人物の紹介などが書かれているので、登場人物の関係性を把握することが大切です
物語文は小説や漫画が好きな人は得点源にしやすい分野です
賢い犬
課題文
大問2の傾向
- 点数配分は24点
- 漢字は10点
- 国文法・語句は6点
- 話し合いは8点
配点は24点
漢字
漢字が5問(読み3問、書き2問)で合計10点分出題されます
漢字の読みは正答率が高いので、ここを落としてしまう子は漢字の読みだけでも学習したほうがいいですね
書きを覚えるよりも読みを覚えるほうが圧倒的に楽なのでまずは読みから覚えることがおすすめです
正答率は40~70%くらいの問題が多いです
賢い犬
正答率が10%以下の問題もたまに出題されます
国文法・語句
国文法と語句の問題は6点分出題されます
国文法は敬語や四字熟語、活用などさまざまな問題が出題されます
国文法の問題は範囲が広く、勉強時間に対して点数が少ないため偏差値65以上を狙う人は対策していきましょう
話し合い
話し合いをしている会話文を正しく理解できるかどうかの新しい形式の問題です
単純に話し合いしている内容理解の問題は正答率は70%以上であることが多く、得点しやすい部分になります
話し合いの問題の中には「敬語」「熟語」などが複合して出題される傾向があります
大問3の傾向
- 点数配分は26点
- 説明的文章
- 「言い換え」「要約」を答える問題が多い
- 流れは「問題提起」「具体例」「結論」の順
配点は26点
ここでは説明的文章が出題されます
説明的文章とはあるテーマに対して筆者の考えが書いてある文章になります
大問1と同じ様に記述式が2問、その他は選択式と抜き出し問題であることが多いです
「言い換え」や「要約」を答える問題が多く
文章の流れは「問題提起」→「具体例」→「結論」が基本的な流れになります
文章の最後に筆者の考えである結論が書いてあることが多いので、まずは筆者の考えを把握することが大切です
文章の大きな構成を把握するとぐっと読みやすくなるね
さらに「文の述部」「接続詞」なんかにも注目すると重要な筆者の考えを把握しやすくなるよ
賢い犬
課題文
大問4の傾向
- 点数配分は12点
- 古文
- 現代仮名遣いの問題
- 内容読解の問題
配点は12点
古文が出題されます
4問✕3点=合計12点になります
最初の問題は現代仮名遣いの問題が出題されることが多い
最後の問題は古文の内容を答える問題が出題されることが多い
他の問題は主語を答える、文章の一部の読み取り、セリフの始まりと終わりを答える問題がよく出題されます
古文は注釈や問題文などに書いてある日本語のヒントがとても重要です
また古文では主語が省略されることが多いため、「誰が」を意識しながら読むと解きやすくなります
課題文
大問5の傾向
- 点数配分は12点
- 条件作文が出題
- 資料から自分の考えを答えるパターンが多い
配点は12点
条件作文が出題されます
1つの問題で12点は五教科の中でもっとも配点が大きいです
出題形式としては
資料から自分の考えを答えるパターンが一番多く出てきます
また、2つの意見から1つ選ぶパターンやテーマについて自分の意見を書くパターンのときもあります
条件作文に関して詳しく説明している記事があるので、こちらもチェックしておいてください
- 資料読み取り型
資料から読み取ったことを書き、自分の経験と考えを書くパターン - 意見選択型
AとBの選択肢から自分の意見を選び、自分の経験と考えを書くパターン - テーマ型
資料がなく、テーマに対して、自分の経験と考えを書くパターン
2023年度 | テーマ | 形式 |
---|---|---|
1回 | 「すみません」と「ありがとう」について | 意見選択型 |
2回 | 「話し合いをするときに心がけるべきこと」について | テーマ型 |
3回 | 「SNSで多くの人たちとつながること」について | 資料読み取り型 |
4回 | 「外国人が暮らしやすくなるために、自分ができること」について | 資料読み取り型 |
5回 | 「商品を選ぶときに何を重視したほうがよいと思うか」について | 資料読み取り型 |
6回 | 「自転車の安全な利用のために、特に気をつけたいこと」について | 資料読み取り型 |
7回 | 「情報機器の影響をふまえて、気をつけたいこと」について | 資料読み取り型 |
8回 | 「寄付」について | 資料読み取り型 |
後半はほぼほぼ資料読み取り型の出題になります
北辰テスト「国語」の
傾向まとめ
- 物語的文章の配点は26点
- 物語的文章では「心情」を答える問題が多い
- 説明的文章の配点は26点
- 説明的文章では「言い換え」「要約」を答える問題が多い
- 漢字は10点
- 国文法・語句は6点
- 話し合いは8点
- 古文は12点
- 作文は12点
北辰テストの「国語」についてざっくりと傾向を紹介しました。
傾向を知った上で過去問を使ってしっかりと練習していきましょう
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