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【必見】北辰テストの雨温図の解き方テクニック!世界の気候編

北辰テストの社会で必ずでるのが雨温図です。

雨温図には「日本」と「世界」があります。

この記事では「世界」の雨温図について解説してきます。

雨温図は点取問題

特に世界の雨温図は頻出なので解き方をマスターしておけば雨温図を見ただけで答えがわかります。

社会は暗記科目でたくさんの重要用語を覚えないといけませんが

雨温図は覚える量が少なく点数に反映されやすいためコスパ最強になります。

日本の雨温図よりも覚えることがほんの少し多くなりますよ

賢い犬

賢い犬

今回は世界の雨温図の解き方をやさしく紹介していきます。

日本の雨温図の解説はこちら

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世界の雨温図!
まずはじめに雨温図とは

雨温図はある地域の降水量と温度を表しています。

たった2つの要素だけで気候をわけることできるお手軽な方法です。

雨温図が表しているもの

雨温図はその名の通り

  1. 気温
  2. 降水量

この2つを表している。

コーチ

コーチ

まずは雨温図が何を表しているか確認しましょうね

雨温図を判断するポイント

  1. 最低気温
  2. 雨季と乾季
  3. 降水量の比較

雨温図が表しているものは「気温」と「降水量」ですよね。

その気温と降水量から気候区分を見分けるポイントはこちら

気温降水量
最高気温雨季
最低気温乾季
平均気温年間降水量

日本の気候区分を見分けるポイントとしては

気温は「最低気温

降水量は「雨季」「年間降水量

この3つになります。

雨温図を見るときはこの3つを意識しましょう

賢い犬

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世界の雨温図の
特徴

判断ポイント気温降水量
熱帯雨林気候最低気温18度以上ずっと雨
サバナ気候最低気温18度以上乾季あり
さばく気候最低気温10度以上ずっと乾季
ステップ気候気温差が大きい夏に少し雨季あり
温暖湿潤気候快適夏に雨季
西岸海洋性気候快適ド安定
地中海性気候快適夏に乾季
冷帯気候最低気温がマイナス3度以下ずっと雨or冬に乾季あり
ツンドラ気候最高気温が10度以下ほとんど雨なし
氷雪気候最高気温が0度以下測定不能
高山気候同緯度よりも低い

11個の気象区分に分かれます。

多いように感じますよね、ただ、特徴がはっきりしているものが多いので覚えるのは簡単です。

コーチ

コーチ

おおお、、、多いよ
覚えられるかな、、

なるべく覚えやすいように解説していくね

賢い犬

賢い犬

①熱帯雨林気候

熱帯雨林気候の特徴は

  1. 赤道直下なので気温がずっと高いこと
  2. 雨がよく降ること(温められた空気で上昇気流ができるため)
  3. 広葉樹林の密林(ジャングル)が広がっていること

この3つです。

熱帯雨林の地域で特に頻出なのがシンガポール

マカパやケアンズと比べると熱帯雨林気候の特徴がはっきりわかります。

シンガポールは2015~2021年の間に5回も出題されています

ケアンズは熱帯雨林気候の中でも珍しく南半球にあります。

赤道よりも南側にある地域では気温のグラフが凹型になります。

また、ケアンズやマカパは熱帯雨林気候に属しますが

サバナ気候に近いためか雨が少ししか降らない時期があります

②サバナ気候

サバナ気候の特徴は

  1. 赤道に近いため一年中気温が高いこと
  2. 冬に雨の降らない乾季があること
  3. 背の高い樹木(サバンナ)があること

この3つです。

このサバナ気候は赤道直下の熱帯雨林気候の周りになります。

北辰テストで特に頻出な地域が「バンコク」(北半球)と「マナオス」(南半球)です。

気温がとても高く、冬に乾季がはっきりしているのがこの2つです。

北半球と南半球では季節が逆になることにも注意しましょう。

③さばく気候

さばく気候の特徴は

  1. 最低気温が10度以上であること
  2. 雨はほとんど降らないこと

の2つです。

さばく気候はわかりやすいですね。

とにかく降水量をみればさばく気候であることがわかります。

さばく気候で特に頻出なので「カイロ」と「リヤド」です。

雨が降らない気候はさばく気候の他にもツンドラ気候があります。

そのツンドラ気候との違いはさばく気候の方が最低気温が高いことです。

さばく気候は雨温図で判断しやすいため、地図上でどのあたりが砂漠になっているかも確認しておきましょう。

また、南半球にあるさばく地帯であるアリススプリングスも頻出です。

気温のグラフから南半球であることを見抜き、降水量からさばく気候だとわかるようになっておきましょう。

④ステップ気候

ステップ気候の特徴は

  1. 短い雨季が夏にあること
  2. 樹木が育たずに草原が広がっていること

この2つです。

さばく気候を比較して夏に雨季があることが大きな違いです。

ステップ気候は砂漠気候の周りにありますが、地域によって温度がかなりかわりますね。

基本的には「夏場にちょろっと雨季」のものはステップかな~くらいで考えておきましょう

⑤温暖湿潤気候

温暖湿潤気候の特徴は

  1. 最低気温が3~18度の間にある温かい気候
  2. 夏に少し雨季

※ニューヨークだけ最低気温がギリギリですねw

東京は台風や梅雨があるので夏の雨季が激しめです。

日本の雨温図はこちらの記事で詳しく確認できます。

シドニーとブエノスアイレスはめちゃくちゃ頻出です!

両方とも南半球にあるので季節が逆になる点に注意しましょう。

⑥西岸海洋性気候

西岸海洋性気候の特徴は

  1. とにかくド安定の降水量
  2. 気温も年間通して温かい

この2つです

西岸海洋性気候はパリやロンドンのようにヨーロッパ地域に多くあります

そしてこの2つ「パリ」と「ロンドン」は頻出なので覚えておきましょう。

それ以外には南半球のメルボルンやオークランドなどもこの気候です

高緯度にあるアンカレッジは西岸海洋性気候の中では最低気温が低くなります

⑦地中海性気候

地中海性気候の特徴は

  1. 快適で過ごしやすい温度
  2. 夏場に乾季があるのでリゾートにうってつけ

この2つです

地中海気候はその名の通りヨーロッパの地中海周辺の気候になります

その分布は北半球ではさばくの上、南半球ではさばくの下にあります

地中海性気候で頻出なのがリスボンです

また、南半球にあるケープタウンでは季節が逆になります

⑧冷帯気候

冷帯気候の特徴は

  1. 北半球だけ
  2. 最低気温は0度を下回る
  3. 夏と冬の気温差が大きい

この3つが特徴です

冷帯気候にはよく出る地域がたくさんあります

モスクワ・イルクーツク・ペキン・モントリオールは覚えておきましょう

日本の北海道も冷帯気候になります

⑨ツンドラ気候・氷雪気候

ツンドラ①
ツンドラ②
氷雪①
氷雪②

ツンドラ気候の特徴は

  1. 最高気温は0~10度
  2. 短い夏があるので苔などが成長する

この2つです

氷雪気候の特徴は

  1. 最高気温が0度以下
  2. 降水量は測定不能なので無し

この2つです

氷雪気候は「昭和基地」しかないので覚えるのは簡単ですね

⑩高山気候

高山気候の特徴は

  1. 同じ緯度の地域と比べると気温が低い

これだけです

世界の雨温図の
解き方

世界の雨温図はそれぞれの地域に特徴があります

しかし細かいところばかり気にしていては簡単には雨温図を解くことができません

そこで簡単にどの地域なのか判断できるようにテクニックを紹介していきます

  1. 北半球か南半球かで判断
  2. 赤道からの距離で判断
  3. 雨季と乾季で判断

出題形式

このように世界地図と4つの雨温図を使った問題になります

まず気温のグラフが反対のエはブエノスアイレス

次にカイロはさばく気候なので雨が降らないイ

残るはアとウですが、大きな違いは最低気温ですね

最低気温が0度以上のウは西岸海洋性気候なのでパリになります

アは最低気温が0度以下なので冷帯気候のモスクワ

よって答えは「ア」になります

解き方の基本

気象区分は上の図のように複雑なように見えますが

赤道を基準にしてざっくり分けることができます

赤道から

熱帯→乾燥帯→温帯→冷帯→寒帯

の順で気候区分がわかれます

気候区分目安
熱帯赤道付近
シンガポールがほぼ赤道
乾燥帯北半球はサウジアラビアらへん
南半球はオーストラリアの中心らへん
温帯北半球はちょうど日本の本州らへん
南半球はオーストリアの下らへん
冷帯日本の北海道の上らへん

このざっくりした気候区分だけでも問題を解くときにめちゃくちゃ役に立ちます

さて、これを基本として具体的なテクニックを紹介していきます

解き方テクニック①北半球と南半球

シンガポール付近を通る赤道を分かれ目として

上が北半球、下が南半球になります

北半球と南半球で大きく変わるのが気温のグラフのカタチです

  • 赤道よりも上の北半球は上に膨らんだ気温のグラフ
  • 赤道よりも下の南半球は下にへこんだ気温のグラフ

になります

問題には0~2個くらい下にへこんだグラフが入っています

まずはこれだけで分類していきましょう

解き方テクニック②赤道と気温

次のテクニックは赤道からどれだけ離れているかです

赤道から離れれば離れるほど気温のグラフは急カーブになります

実際、よくわからなくてもこれだけで判断できることも多いです

迷ったら赤道からの距離を考えましょう

解き方テクニック③雨季と乾季

最後に紹介するテクニックは知っておくと更に分類が簡単になります

それは「雨季」と「乾季」です

まずは熱帯に属する「熱帯雨林気候」と「サバナ気候」

熱帯雨林気候ずっと雨季
サバナ気候冬に乾季

つぎに乾燥帯に属する「さばく気候」と「ステップ気候」

さばく気候ずっと乾季
ステップ気候夏に雨季

さらに温帯も雨季と乾季で分けることができます

温帯に属する「西岸海洋性気候」「地中海気候」「温暖湿潤気候」

西岸海洋性気候ド安定の一年中雨季
地中海気候夏に乾季
温暖湿潤気候夏に雨季

このように同じような地域でも雨季と乾季で分けることができます

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世界の雨温図の
解き方テクニックまとめ

世界の雨温図の覚えることは

  1. 気象区分の地域を覚える
  2. 気象区分のよく出る地域を覚える
  3. 赤道の位置を覚える
  4. 北半球と南半球の気温のグラフを覚える
  5. 赤道からの距離でどのようにグラフが変化するか覚える
  6. 気候ごとの雨季と乾季を覚える

こんな感じですね

雨温図は早めに得意になっておくと出題頻度が高いのでとてもコスパがいいです

あとは過去問などを使用して実際に問題を解いていきましょう

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