北辰テストの「理科」は地学・生物・化学・物理の分野からまんべんなく出題されます。
全4分野の配点はすべて同じになります
注意点としては大問2以降では狭く深く問題が出題されるため、苦手な単元が出題されたときと、得意な単元が出題されたときとで偏差値に大きな差がでる傾向があります
コーチ
狭く深く?ってどういう意味なの?
例えば地学の単元では「火山」「地震」「地層」「気象観測」「水蒸気」「前線」「日本の天気」「天体」といった単元があるよね
賢い犬
北辰テストでは各回、その中の1つだけが主に出題される形式になってるんだ
賢い犬
コーチ
えっ、、勉強した分野が全然出題されないこともあるってことなのか、、
この記事では北辰テスト理科の傾向をざっくりと紹介していきます
このページのもくじ
北辰テストの「理科」の概要と配点
- 大問1|小問集合(各分野から2問ずつ)(1問3点の計24点)
- 大問2|地学(19点)
- 大問3|生物(19点)
- 大問4|化学(19点)
- 大問5|物理(19点)
北辰テストではこのパターンで出題されます
北辰テスト「理科」の平均点の傾向
北辰テスト | 2022年 | 2021年 | 2020年 |
---|---|---|---|
第1回 | 38 | 39 | 41 |
第2回 | 36 | 40 | 44 |
第3回 | 40 | 45 | – |
第4回 | 46 | 51 | 46 |
第5回 | 45 | 47 | 44 |
第6回 | 48 | 40 | 50 |
第7回 | 45 | 45 | 42 |
第8回 | 38 | 45 | 44 |
平均点はだいたい40点台で安定しています
ここ最近は30点台後半になるパターンも増えてきました
北辰テスト「理科」の大問別傾向
大問1|小問集合(24点)
- 地学の基本問題
- 生物の基本問題
- 化学の基本問題
- 物理の基本問題
- 地学の基本問題
- 生物の基本問題
- 化学の基本問題
- 物理の基本問題
の合計8問で構成されています。
小問集合なのでそれぞれの問題は独立しており、レベル的には基本問題ばかりです
正答率も高いものが多いので、基礎固めしていれば6問以上は正解したい大問です
大問2|地学(19点)
- 火山活動と火成岩
- 地震の伝わり方と地球内部のはたらき
- 地層の重なり・化石
- 気象観測
- 空気中の水蒸気・雲のでき方
- 前線と天気の変化
- 日本の天気
- 天体(第8回目以降)
上の単元の中から「1つだけ」が出題されます
2015年からの傾向を見ると地学の中では「地震の伝わり方と地球内部の働き」がもっとも出題されやすいです
ただし、1年とおしてまんべんなく出題されます
大問3|生物(19点)
- 植物の分類
- 動物の分類
- 植物のからだのつくりとはたらき
- 光合成
- 刺激と反応
- 呼吸・循環・血液・ヒトのからだ
- 消化と吸収
- 細胞分裂(第5回目以降)
- 生殖(第5回目以降)
- 遺伝子(第6回目以降)
上の単元の中から「1つだけ」が出題されます
こちらも1年でまんべんなく出題されます
特に3年範囲の「細胞分裂」「生殖」は第5・6回目に出題されやすい傾向があります
第5・6回目の出題傾向
- 細胞分裂(2022第5回、2019第5回、2018年第5回、2016年第6回)
- 生殖(2023年第5回、2022第6回、2021年第5回、2020年第7回、2017年第5回)
※2020年はコロナの影響で第6回の範囲が第7回になっています。
大問4|化学(19点)
- 身の回りの物質の性質
- 気体の性質
- 水溶液
- 状態変化
- 物質の分解・化学変化・化学反応
- 化学変化と質量・熱分解
- 酸化と還元
- 電気分解・イオン(第7回目以降)
- 酸とアルカリ(第7回目以降)
上の単元の中から「1つだけ」が出題されます
特に頻出なのは「化学変化と質量・熱分解」「水溶液」が年2回ほど出題されやすい傾向があります
大問5|物理(19点)
- 光の性質
- 音の性質
- 力のはたらき(圧力・ばね)
- 電流と電圧・電流の性質・回路・抵抗・電力
- 電流による発熱・電流のはたらき・電気エネルギー
- 電流と磁界
- 静電気(2015年以降で1回のみ出題)
- 力のはたらき(浮力)(第7回目以降)
- 仕事とエネルギー・物体の運動(第7回目以降)
上の単元の中から「1つだけ」が出題されます
「光」「音」「力のはたらき(圧力・ばね)」は2015年以降は一年で1回しか出題されません
逆に言えば物理は他の分野よりも出題傾向がわかりやすいです
北辰テスト「理科」のちょっとした裏技
2015年度から出題されたものを調べていくと
年に2回出題される単元もあるが、ほとんどの単元は年1回だけ出題される
ことが読み取れました
つまり、第4回目以降は次に出題される単元がざっくりと絞り込めていきます
コーチ
なるほど、傾向を調べればなんとなくでる範囲がわかるんだね
まぁ、基礎を徹底することが最優先で、余裕があれば傾向を見ながら仕上げれればいいね
賢い犬
北辰テスト「理科」の傾向まとめ
- 大問1は小問集合で24点
- 大問2~5は地学・生物・化学・物理が19点ずつ
- 平均点は40点付近
- 第4回目以降は出題単元が絞りやすい
北辰テストの理科の傾向をざっくりと紹介しました
公立入試の理科も出題傾向が過去問を見ると判断しやすいのでおすすめです
理科は基礎徹底が終わればとにかくたくさん北辰の過去問を解くのがおすすめです!
コーチ
基礎は夏にしっかりやっておかないと秋ごろにとても後悔しますよ